美味しい秋・冬野菜を届けるために!真夏から始まるこだわりの「土づくり」

肥料散布が完了した八木ファームの畑
肥料散布が完了し、美しい畝立てを待つ八木ファームの畑

京都府において、就労継続支援A型の枠組みで本格的な農業に取り組むワークスタジオ亀岡。南丹市八木町にある自社農場「八木ファーム」では、暑さの厳しい真夏の時期から秋・冬野菜に向けた準備が本格化しています。今回は、美味しい野菜を育てるための第一歩である「土づくり」のプロセスをご紹介します。

栄養たっぷりのふかふかなベッドを用意する理由

私たちの農場では、7月下旬から8月上旬にかけて人参やゴボウのための土壌づくりをスタートします。秋や冬に甘くて美味しい野菜を収穫するためには、根が深くまっすぐ伸びるための「ふかふかで栄養豊富なベッド」が欠かせません。

具体的な日々の就労継続支援A型の農業における作業内容としては、畑全体にたっぷりの堆肥やミネラル肥料を丁寧に散布し、土としっかりと混ぜ合わせていきます。さらに、水分を十分に含ませた状態で「畝(うね)」を立て、土台を完成させます。

この時期の手間暇をかけた下準備こそが、数ヶ月後の豊かな実りに直結する大切な工程なのです。見えない部分の土壌を整えることが、良質な作物を育てる最大の秘訣といえます。

畑一面に敷かれた「透明マルチ」が持つ驚きの役割とは?

畝を立てた後に活躍するのが、畑全体を覆う「マルチシート」です。夏の厳しい暑さと強い日差しを利用するこの太陽熱消毒の時期には、特別な工夫を取り入れています。農業における先人たちの知恵と、私たちが実践している日々の作業風景を見ていきましょう。

あえて黒色ではなく「透明」を選ぶ理由と「太陽熱消毒」の効果

畑一面に張られた透明マルチ
太陽熱消毒のために畑一面に張られた透明マルチ

雑草を防ぐ目的でよく見かけるのは黒色のシートですが、今回私たちが使用しているのは「透明」のマルチです。この理由は、夏の強い日差しを土の中に閉じ込め、土壌の温度を高温に保つためです。

具体的な太陽熱消毒の方法として、水分を含ませた畝に透明マルチを密着させて数週間放置します。この仕組みによる太陽熱消毒の効果で、土の中に潜む雑草の種や病原菌を大幅に減らすことができます。同時に、熱に強い有益な微生物が活発になり、自然の力で豊かな土壌環境が作られます。

農薬に頼りすぎるのではなく、自然の恩恵を最大限に活かしたこの手法は、安全で美味しい野菜作りに欠かせない私たちのこだわりの一つです。

一石二鳥の知恵が光る!種まき時の賢いマルチ再利用法

播種機を使った種まき作業
播種機を使って慎重に人参やゴボウの種をまく様子

8月下旬になり種まきの時期を迎えると、太陽熱消毒の役割を終えた透明マルチを一度はがします。しかし、このシートはすぐに捨てず、畝と畝の間の通路に敷き直すという工夫を行っています。

透明マルチの再利用を行う理由は、通路部分の雑草対策として物理的に日光を遮り、新たな草の発生を防ぐためです。消毒を終えて綺麗な環境が整った畝には、播種機(はしゅき)を使って人参とゴボウの種を慎重にまいていきます。

ひとつの農業資材を最大限に活用し、無駄を出さずに効率を高める。こうした現場ならではの工夫も、日々の作業を通じて実践的に学んでいくことができます。

毎日の丁寧な散水が引き出す小さな命の芽吹き

夕方に行われる畑への散水
発芽を促すため、夕方の光の中で行われる毎日の散水

種をまいた後は、人参の種まきから水やりという、非常に繊細で気の抜けない工程が待っています。無事に発芽を成功させるための毎日の水管理と、その先にある達成感について、現場のリアルな様子をお伝えします。

発芽のタイミングを揃えるこだわりの水管理

種をまいてからおよそ1週間、土の表面を絶対に乾燥させないよう、毎日欠かさず丁寧な散水を行います。乾燥してしまうと、発芽のタイミングが不揃いになったり、うまく育たなかったりするため、非常に重要な作業です。

夕方の光の中で、美しい水が畑にまかれる風景はとても穏やかです。「自然の雨も降ってくれますように」と願いながら、一つひとつの畝に向き合っています。

そして数日後、土を押し上げて小さな緑の芽が顔を出した時の喜びはひとしおです。こうした日々の丁寧な作業と成長の過程を見守ることは、就労継続支援A型で農業に取り組む大きなやりがいの一つとなっています。

土から顔を出した野菜の小さな芽
土から元気よく顔を出した小さな野菜の芽

本格的な農業に触れながら自分のペースで働く

本格的な農業に興味があっても、就労継続支援A型での農業は未経験だから不安だと感じる方もいらっしゃるかもしれません。私たちの事業所では、体力面にも配慮しながら無理なく着実にスキルを身につけられる環境を整えています。

未経験からでもプロの技術が学べるサポート体制

これまで農業に関わったことがない方でも、安心して本格的な栽培技術を学ぶことができます。現場では、有機農業の経験を15年以上持つ責任者やサポートスタッフが、一人ひとりのペースに合わせて丁寧に指導を行っているからです[cite: 1]。

例えば、今回ご紹介した透明マルチの仕組みや土づくりの基本も、実際の作業を通じて実践的に知識を吸収していただけます。分からないことがあれば、次にどうすれば良いかを一緒に考える体制が整っています[cite: 1]。

自然の中で体を動かしながら、専門的な知識と技術を身につけていく。健康的に働きながら自身の成長を実感できる環境が、ここにはあります。

ワークスタジオ亀岡で一緒に野菜を育ててみませんか?

秋から冬にかけて美味しい野菜を出荷するために、私たちは毎日真剣に土と向き合っています。この充実した時間を、あなたも一緒に体験してみませんか。

実際の農場の空気や、スタッフとメンバーが協力して作業を進める穏やかな雰囲気は、ぜひ現地で感じていただきたいと考えています。ワークスタジオ亀岡では、随時見学や体験利用を受け付けており、最大40名まで新しい仲間を募集しています[cite: 1]。

お電話(0771-56-9399)または公式LINEより、お気軽にお問い合わせください[cite: 1]。皆さまからのご連絡を、心よりお待ちしております。

お問い合わせ・お申し込み先

株式会社ぎばさん ワークスタジオ亀岡
お電話または公式LINEにてお気軽にご相談ください。