春の足音が近づく八木ファーム。手作業で進める「ある作業」の様子を公開
利用者さんが日々活躍している就労継続支援A型の現場から、最新の様子をお届けします。今回は、順調に大きくなってきたブロッコリーの苗を畑へ定植する仕事内容を公開。実際の農業の現場で、どのような作業が行われているのかをご紹介します。
マルチ張りと謎の「自作道具」。現場から生まれた作業をスムーズにする工夫とは?
畑にマルチと呼ばれる農業用の黒いシートを張り、そこで大切に育てた苗を一つひとつ定植していきました。このとき、ただやみくもに手作業で進めるわけではありません。私たちの現場では、誰もが一定のクオリティで作業できるよう、自作の道具を活用しています。
マルチに適切なサイズの穴を開けながら、スムーズに植え付けるためのちょっとした工夫です。
実は、障害者就労において農業への適性を考えたとき、単なる体力や腕力よりも、こうした小さな工夫を活かしながらコツコツと取り組む姿勢がとても大切になります。現場から生まれたアイデアが、毎日の働きやすさに直結しています。
根鉢を守り、穴のサイズを見極める。農業において「丁寧さ」が強く求められる理由
今回の定植のプロセスで、特に神経を使うのが以下の2点です。
- 根の周りの土(根鉢)を絶対に崩さないように丁寧に扱うこと
- マルチに開ける穴を、必要以上に大きくしすぎないこと
これは、苗の活着(根付き)を良くし、今後の健やかな成長を左右する非常に繊細なステップにあたります。
農福連携に取り組むA型事業所の作業と聞くと、ダイナミックな体力勝負をイメージされるかもしれません。しかし、実際は手元の細やかな気配りが求められる場面が多くあります。パワーやスピードよりも、一つひとつの作業に真摯に向き合う丁寧さが、現場では何よりも高く評価されています。
5月末の収穫へ向けて。自然と向き合う就労継続支援A型のリアルな日常
全ての苗を無事に植え終え、これからは5月末頃の収穫を楽しみにしながら日々の管理を行っていきます。
A型事業所で精神障害などのある方が農業を通じて自然と向き合うことは、単なる業務以上の意味を持っています。日々の成長を見守るリアルな日常をお伝えします。
農業=きつい、は本当?精神的なメリットを生み出す「無理のない働き方」の基準
就労継続支援A型の仕事として農業はきついのではないか、と心配される方は少なくありません。たしかに自然相手の環境ですが、実際には太陽の光を浴びて定時に体を動かすことで生活リズムが整うといった、大きなメリットがあります。
私たちの現場で実践している「無理のない働き方」の基準は以下の通りです。
- 体調への配慮:酷暑期は炎天下での作業を減らし、休憩を適宜挟む
- 身体負担の軽減:腰への負担が少ない水耕栽培(立ち作業)との組み合わせ
- 待遇面の安心:就労継続支援A型で農業に携わる際の給料面(京都府最低賃金の保障)の確保
自身のペースを守りながら、無理なく心身の安定を図れる環境をしっかりと整えています。
亀岡市周辺でA型事業所をお探しの方へ。まずは実際の現場を体感してみませんか?
ワークスタジオ亀岡では、見学や利用に関するご相談を随時受け付けています。亀岡市周辺でA型事業所を探しているけれど、実際の雰囲気が分からず一歩を踏み出せないという方は、ぜひご自身の目で現場を見ていただくことをおすすめします。
現在も幅広い地域から多くの方が通所されており、自転車や自家用車、電車などご自身のライフスタイルに合わせた通所が可能です。障害者の方で農業を通じた就労支援に少しでも興味をお持ちでしたら、お電話や公式LINEからお気軽にお問い合わせください。